2024年11月1日 日弁連主催の第16回国選弁護シンポジウムが「いつでも横に弁護人」とのタイトルの下、金沢市で開かれて実行委員として参加しました。2部構成で、1部は取調べにおける弁護人の立会、2部は逮捕段階からの国選弁護制度の構築でした。いずれも弁護人の援助を受ける権利の拡充を図るために必要性の高い制度改革であり、直前における衆議院議員選挙での国会の議員構成の変化もあって、立法に向けての運動展開への弾みとなるものでした。
2024年11月29日 東京弁護士会の刑事対応都市型公設事務所である北千住パブリック法律事務所の設立20年の記念行事があり、同事務所の初代所長という立場でパネリストとして参加しました。パネルディスカッションのテーマは「被告人の視点からみた裁判員裁判」で、同事務所に係属した事件の被告人方からアンケートをとり、その集約結果をもとに議論をしました。これまで余り議論のなかった視点からの検討でした。アンケート結果は被告人からの評価は決して高いものではないことを示しており、裁判員裁判を契機とする捜査の改革も裁判所における事実認定場面での疑わしい時は被告人の利益にという刑事裁判ルールの徹底も道半ばとの私の意見を述べました。
2024年12月14日 労働組合員向けに「労働力の流動化と金銭解決による解雇規制緩和」と題する講演を行いました。
2025年1月18日 取調べにおける全事件の可視化を求める宮崎での市民集会が開かれました。映画『Winny』の上映の後、主任弁護人であった大阪弁護士会の秋田真志弁護士と対談形式で可視化の必要性を議論しました。秋田弁護士は検察官が特別公務員暴行陵虐罪で付審判請求されたプレサンス事件の弁護人でもあり、可視化されている中での検察官の取調べ状況についても触れた話をすることになりました。
2025年1月22日 寒中見舞いを出しました。
帰郷後10回目となる元旦、大淀川にかかる橘橋から穏やかな初日を仰ぎました。
昨年末、韓国大統領が議会の機能停止等を狙って宣布した「非常戒厳」は、改憲勢力の求める「緊急事態条項」導入の怖さをまざまざと見せつけました。また、年明け、日本を「同盟国」と持ち上げる米国大統領が「国家安全保障」を理由に企業買収を阻止したのも、国家権力の独善性を露骨に示すものでした。
権力者の目に余る所業が続く中、「法の支配をあまねく国際社会に貫徹させること」を使命とする国際刑事裁判所の存在まで脅かされないよう願うばかりです。
袴田事件、検察官取調べが特別公務員暴行陵虐で訴追された事件など刑事司法の「現実」が顕在化しています。是非とも制度の改革に繋げたいものです。
厳しい寒さの季節、皆様にはくれぐれもご自愛ください。
2025年3月15日 北千住パブリック法律事務所の三代目の所長だった大谷恭子弁護士の「偲ぶ会」に参加しました。
2025年3月29日 札幌弁護士会の「Winny上映会」に出席しました。取調べの可視化を実現する集会の一環です。
2025年5月19日 日弁連可視化本部主催の「苦情申立て経験交流会」に参加して、取調べの実情に関する実践報告を踏まえて議論し、取調べの可視化の必要性を確認しました。
2025年6月6日 9条を守り憲法を生かす宮崎県民の会(代表前田裕司)の日向地区総会に参加し、憲法9条を維持する必要性を訴えました。
2025年6月13日 刑事弁護フォーラム(代表世話人前田裕司)の設立20周年記念シンポジウムに参加しました。当日の基調報告を論文の欄に掲載します。
2025年7月15日 暑中見舞いを出しました。
沖縄に先んじて梅雨入りし6月に早くも明けた宮崎の異例の夏、学術会議を解体し国の管理下に置くおぞましい法律が成立しました。滝川事件、天皇機関説事件を想起させる学問への弾圧、「新しい戦前」を実感します。「自由民主主義的価値観」を共有するはずのG7サミットは国際法違反の先制攻撃国イスラエルを擁護する倒錯した声明を出し、トランプは便乗してイランの「核施設」を爆撃し広島・長崎への原爆投下と同じと開き直っています。「法の支配」が蹂躙される様には言葉を失います。
私が代表世話人の「刑事弁護フォーラム」が結成20年を迎え、6月に記念シンポを行いました。すぐれた弁護人の活動に接し、弁護活動の充実と制度改革への期待を今後に繋ぐ節目となりました。12月には取調べでの弁護人立会を逸早く実現させた台湾を視察する予定です。
暑い日々が続く季節、皆様にはくれぐれもご自愛ください。
2025年8月23日 全国安保法制違憲訴訟の会代表であった寺井一弘弁護士の「偲ぶ会」に出席しました。
2025年9月9日 日弁連可視化本部主催の「可視化フォーラム」に参加しました。大阪地検特捜部検事の取調べが「特別公務員暴行陵虐罪」で訴追されたプレサンス事件を検討して、取調べの可視化及び取調べにおける弁護人立会の必要性を確認しました。
2025年9月20日 元裁判官で日弁連可視化本部主催の集会にも何度も参加された木谷明さんの「偲ぶ会」に出席しました。
2025年11月8日 刑事弁護セミナー宮崎(刑事弁護人の経験交流会、責任者前田裕司)が刑事弁護フォーラムと共催で神山啓史弁護士を講師とする学習会を開催しました。
2025年11月9日 関西テレビ作製のドキュメンタリー映画「揺さぶられる正義」を宮崎キネマ館で鑑賞しました。SBS症候群をめぐる幾つかの無罪事件を追う上田記者による渾身の力作です。
2025年11月11日 部落解放同盟全国研究集会で「刑事司法改革の課題、人質司法と取調べの可視化」と題する講演を行いました。村木事件、プレサンス事件、大川原化工機事件の3事件を取り上げ、そこから見える刑事司法の問題点と今後の改革課題を、人質司法と取調べの可視化に焦点を当て話しました。
2025年11月15日 東京弁護士会や労働者法律センターで活動を共にした盟友内藤隆弁護士の「偲ぶ会」に出席しました。74歳でした。
2025年11月20日 宮崎大学で「判例に学ぶ労働者の権利」と題する講演を行いました。
2025年11月30日~12月4日 日弁連立会実現委員会の海外調査の一環で、台湾調査団長として台湾における取調べの立会を中心にした調査に参加しました。その内容は、最近の論文に掲載します。
2025年12月8日 日弁連可視化本部主催の「可視化実践経験交流会」に参加して、コーディネーターを務めました。ここでは、札幌の遺体を損壊した猟奇事件及び鹿児島県警察による供述調書の捏造事件を取り上げ、取調べの可視化の必要性と録画媒体の有効活用について議論しました。
2025年12月10日 弁護人として活動した串間市官製談合事件で無罪判決が出ました。前記の可視化実践経験交流会でも簡単に紹介しましたが、録画記録媒体を反対尋問に活用したり、弾劾証拠として請求したりして証言の信用性を追及したのが功を奏した事件でした。ただ、検察は、控訴しました。
2025年12月18日 刑事弁護フォーラム例会で、東京地裁裁判官矢野直邦さんを招いての講演会を行いました。裁判官から見た裁判員裁判の実情を詳しくお話いただき参考になりました。
2026年1月8日 日弁連可視化本部で「取調べ録画記録媒体を有効活用して無罪を獲得した事例」に関する報告を行いました。その概要は、最近の論文の欄に掲載します。
2026年1月21日 寒中見舞いを出しました。
寒中お見舞い申し上げます
穏やかな三が日を過ごした翌朝、米国が軍事行動によってベネズエラ大統領を拉致したとの報道に驚きました。「価値観を共有する同盟国」の明白な国際法違反にも沈黙する日本の首相、これではウクライナが求める戦争の終結は遠のき、東アジアの緊張が高まることになってしまいます。
国際秩序の根幹である「国家主権の尊重」と「武力の不行使」を葬り去る帝国主義的行動がこれほどまでに横行するとは、想像しなかったことでした。全世界の市民が第二次世界大戦直後に創設された国連の理念である「法の支配」の意義を己のものとする以外に解決の道はないように思います。
昨年末は、台湾の刑事司法の現実に触れ多くを学びました。また、久しぶりの無罪判決を得ましたが控訴され、結論は春以降に持ち越されました。
厳寒の折、皆様にはくれぐれもご自愛ください。
■所在地
〒880-0803 宮崎県宮崎市旭1丁目6-15TDビル95 3F
お客様用駐車場はビルの前にあります。
■電話番号
0985-74-8355
■営業時間・定休日
9:00~17:00(土日祝休業)
当事務所ではお客様が抱えておられるお悩みに、法律家としてどのように対応できるのか心を砕いております。些細な事でもお気軽にご相談ください。